感想

ぼくと仁義なきおじさん

ジャンプラでの連載漫画の中でも特にお気に入り作品の1つ、ぼくと仁義なきおじさんが完結しました。

面白いから読んでね。
[ジャンプラ作品ページ]ぼくと仁義なきおじさん

最初に宣伝リンクを貼ってしまいましたが、気を取り直して物語の紹介をします。

一言で要約すると、イケオジと、鍵っ子小学生の男の子が交流を深めていく話です。

こんな人は好きな作品だと思います。

・歳の差の友情が好き
・他人が親しくなっていく過程を観測したい
・心温まる話が好き
・優しい世界を愛している
・イケメン役者育成ゲームA3!の優しさが大好き(私情すぎる)

最初はコメディ色強めのコミカルな展開に思わず笑いながら読み進めていたはずが、次第に人間同士の関係性がじんわりと沁みるヒューマンドラマになっていく様子は感動ものです。
最終話、あまりにも良くて泣いちゃった。

ネタバレせずに説明するのが得意ではないのでうまく魅力を表現できずもどかしい。

とにかく今が温かな作品、前を向いていく物語が好きな人は読んで後悔しないと思います。
連載終わると無料で読めなくなっちゃうかもしれないので、気になる方は今のうちに読んでみてください!

以下、ネタバレを含む話です

最終話、蒼井さんと勇飛の友情が素敵すぎて泣いてしまった。
もうね、序盤から積み重ねられてきた出来事が一つ一つ頭に浮かぶんですよ。

破茶滅茶な出会い方。
口の悪さに反した不器用な蒼井さんの気遣い。
純朴な勇飛の人の良さ。
少しずつ育まれていく友情。
マリンちゃんとの対立と和解。
増えたご近所付き合い。
深まっていくご近所の絆。
最大の秘密の露呈と拒絶。
蒼井さんのけじめ。
ラストシーン。

ダイジェストモードでお届けしました。

物語の初めから、蒼井さんは勇飛に少し優しくて、彼のことを気遣っていたと思います。
それが、少しずつ形を変えて、蒼井さんの口の悪さは変わらないけど、育まれた関係の分まで行動が変化しているのが最高すぎる。

最終話の勇飛の言葉で蒼井さんが変わる決意をしたのも、今までの過程があったからこそですよね。

勇飛と出会えたから、蒼井さんが今までのことを精算しようと嫌いな父に向き合ったんだなって思うともう、書きながら泣きそうです……。
勇飛の存在が、蒼井さんを過去から少しずつ解きほぐしてくれたんですよね。

ボロアパートのぬけた天井ありがとう。

そして、過去のケジメをつけた蒼井さんが、勇翔と朱音ちゃんに抱き付かれるほど懐かれていた事実も最高すぎる。
抱きつかれたのを口悪く引っぺがした理由が、腕に抱きつかれると自分が抱きしめられないからなのもたまらない。

そして、ただいま、おかえりなさいのやりとり。
時間が経っても、勇飛のそばに蒼井さんの帰る場所があったんだなと思うと、留守番の歴史を思い出してさらに涙が溢れます。

感情が昂りすぎて書きたいことが全然言葉にならないよ〜!!
ありがとう、「ぼくと仁義なきおじさん」。
これからも大好きです。連載お疲れさまでした。